X (Twitter) 動画圧縮・要件チェッカー
X の公式動画要件を自動チェックし、違反箇所だけを最小限の処理で修正します。
完全ローカル処理 — ファイルは外部送信なしX 互換チェック
次に使うと便利なツール
このツールでできること
- X の公式要件 6 項目を自動チェック(尺・サイズ・コーデック・pix_fmt・音声・fps)
- 違反項目をハイライトし、何が問題かを一目で把握できる
- 修正可能な項目だけ自動で直す — 既に要件を満たす項目は無劣化コピー
- 512MB を超えるサイズはビットレートを動画長から逆算(安全係数 0.95)
- H.264 High Profile + yuv420p + AAC LC 128k + faststart で書き出し
- 尺が 140 秒超なら自動修正不可と明示 — トリムツールへの導線あり
使い方
- 1
動画を追加
動画ファイル(最大 500MB)をドラッグ&ドロップ、または選択します。
- 2
互換チェック実行
X の 6 つの要件を一括チェック。違反項目があれば自動修正プランが表示されます。
- 3
尺超過なら先にトリム
140 秒を超える場合は自動修正できません。トリムツールへ進んでから本ツールに戻ってください。
- 4
X 投稿用に整形 → ダウンロード
違反項目だけ最小限の処理で修正し、X-ready の MP4 を生成します。
入力項目の意味
おすすめ設定
よくある失敗と対処
症状:X に投稿したら「メディアファイルを処理できませんでした」
原因:pix_fmt、コーデック、ビットレート、音声プロファイルなど 1 項目でも違反があると弾かれます。
対処:本ツールの互換チェックで原因を特定し、自動修正してください。
症状:尺が 141 秒で投稿できない
原因:小数点以下の誤差。X は 140.0 秒ジャストまで。
対処:トリムツールで 139 秒程度に切ると安全マージンができます。
症状:修正後もサイズが 512MB を超える
原因:入力が非常に長い動画でビットレート逆算が下限に張り付いた可能性。
対処:先に解像度を下げる(720p / 540p)か、尺を短くしてください。
症状:Premium アカウントで上限が違うのでは?
原因:X Premium は最大 3 時間・最大 8GB の動画投稿が可能になります。
対処:Premium 投稿用ツールは別途必要(本ツールは非 Premium 用)。
症状:カラーがおかしくなる
原因:HDR → SDR トーンマッピングが行われていない。
対処:本ツールは pix_fmt の変換は行いますが、HDR トーンマッピングは別問題。色補正専用ツールが必要です。
相当する FFmpeg コマンド例
コマンドラインから同じ処理を行う場合の参考例です。
ffmpeg -i input.mp4 -map 0:v:0? -map 0:a:0? -c:v libx264 -preset veryfast -profile:v high -pix_fmt yuv420p -b:v 4500k -maxrate 4950k -bufsize 9000k -c:a aac -b:a 128k -profile:a aac_low -movflags +faststart output.mp4ffmpeg -i input.mp4 -map 0:v:0? -map 0:a:0? -c:v libx264 -preset veryfast -profile:v high -pix_fmt yuv420p -c:a copy -movflags +faststart output.mp4ffmpeg -i input.mp4 -map 0:v:0? -map 0:a:0? -vf "fps=60" -c:v libx264 -preset veryfast -profile:v high -pix_fmt yuv420p -crf 23 -c:a copy -movflags +faststart output.mp4ffmpeg -i input.mp4 -t 139 -c copy output_trimmed.mp4対応ブラウザ・制限
- 最大入力ファイルサイズ:500MB(ブラウザ完結処理)
- 140秒超の動画は自動修正対象外(先にトリムが必要)
- X Premium の長尺投稿(3時間・8GB)には対応していません
- HDR → SDR のトーンマッピング(色補正)は対象外
プライバシーについて
このツールは ffmpeg.wasm をブラウザ内で実行するため、動画ファイルがサーバーに送信されることはありません。すべての処理はあなたの端末上で完結します。 プライバシーポリシーを見る →
よくある質問(FAQ)
X の動画投稿要件はどこに書いてある?
X (Twitter) Help Center および X API Documentation の Media Upload best practices に記載されています。本ツールはそれらに準拠しています。
Premium(旧 Blue)だとどうなる?
Premium は最大 3 時間・最大 8GB のロング動画が投稿できます。本ツールは非 Premium(140秒・512MB)に最適化しているため、Premium 投稿には汎用の compress ツールを使ってください。
なぜ H.264 High Profile が指定?
X が公式に互換性を保証しているプロファイル。Main や Baseline でも投稿は通りますが、High が最も安定しているため本ツールは High を出力します。
pix_fmt の 10bit / 12bit は本当にダメ?
はい。X は 8bit yuv420p のみ受け付けます。iPhone の HDR 動画(yuv420p10le)はそのままアップロードすると弾かれます。
HE-AAC でも投稿できるのでは?
一部環境では通りますが、X 公式は AAC LC を推奨しています。HE-AAC は再生環境で問題が出ることがあるため、本ツールは LC に変換します。
60fps を超える動画を 60fps に落とすと画質劣化する?
fps フィルタによる時間的な間引きが入ります。スポーツ・ゲーム動画では動きが滑らかさに影響する場合がありますが、X 投稿には必須の処理です。
アップロードされる?
されません。すべての処理はブラウザ上で完結し、ファイルは外部送信されません。
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深掘り:このツールならではの背景
X が動画を弾く 6 つのチェックポイントの裏側
X のアップロードパイプラインは、ファイルが投稿サーバーに届いた直後に 6 つの自動チェックを並列実行します:(1) ファイルサイズ(非 Premium は 512MB、Premium は 8GB)、(2) 再生時間(非 Premium 140 秒、Premium 3 時間)、(3) 映像コーデック(H.264 High Profile のみ ── HEVC・VP9・AV1 は拒否)、(4) ピクセルフォーマット(4:2:0 8bit yuv420p のみ ── 10bit HDR は拒否)、(5) 音声コーデック(AAC LC ── HE-AAC・Opus・MP3 は拒否される実装事例あり)、(6) フレームレート(60fps 以下)。
6 項目のうち 1 つでも違反するとアップロードは却下されますが、X の UI 側のエラーメッセージは「メディアファイルを処理できませんでした」という汎用文言で、どの項目が問題かは教えてくれません。本ツールの preflight チェッカーは、アップロード前にローカルで 6 項目すべてを検証し、違反項目を個別に表示します。これにより「何度アップロードしても失敗する」状況を解決できます。
なぜ X は H.264 High Profile + yuv420p しか受け付けないのか
X が映像コーデックを H.264 High Profile + yuv420p に厳格に限定している背景には、配信側の効率と再生互換性のトレードオフがあります。X はタイムラインに表示される動画を即時にプレビュー再生する必要があり、視聴者の OS・ブラウザ・デバイスの組み合わせは事実上無限です。HEVC は Apple 系で再生できるが Android・Windows の一部で失敗、VP9 は Chrome・Android で快適だが Safari で問題、AV1 は最新のハードウェアでないと CPU デコードで負荷が高い ── 結果として「全ての視聴者で確実に再生できる」最大公約数が H.264 High Profile となります。
pix_fmt の制限はさらに厳しく、10bit HDR(yuv420p10le, yuv422p10le)は色域マッピングと帯域の問題で拒否されます。iPhone の Pro モデルが標準で HDR 撮影するため、撮ったまま投稿しようとして失敗するパターンが急増しています。本ツールは pix_fmt 違反を検知すると、libx264 で 8bit yuv420p に変換するため、HDR iPhone 撮影分も X に投稿可能になります(ただしトーンマッピングは行わないため、色がやや薄く見えることがあります)。
X Premium で何が変わるのか — 非 Premium ユーザーの戦略
X Premium(旧 Twitter Blue)に加入すると動画制限は劇的に緩和されます:最大 3 時間(10800 秒)、最大 8GB、長時間動画の収益分配対象。本ツールは非 Premium 向け(140 秒 / 512MB)に最適化していますが、Premium ユーザーで長尺をアップロードする場合は本ツールの代わりに [汎用圧縮ツール](/ja/tools/compress/) で任意ターゲットを指定する方が柔軟です。
非 Premium ユーザーが効果的に動画を運用する戦略:(1) 140 秒に収まる「ハイライト」「ショート」コンテンツに特化、(2) 長尺は YouTube・TikTok に投稿し X はリンク誘導、(3) 連続ツイート(スレッド)で複数 140 秒動画を時系列で繋ぐ。本ツールは戦略 (1) の実装を支援します。本ツールの compliance チェッカーで「すべて合格」になった動画は、X のアルゴリズムに弾かれず最初の試みでアップロードが通るため、撮影 → 投稿のリードタイムが大幅に短縮されます。